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マルグレーテ・ア・ダンマーク(, 1895年9月17日 ベアンストーフ城、シェラン島 - 1992年9月18日 コペンハーゲン)は、デンマークの王族。クリスチャン9世王の孫娘にあたる。全名はマルグレーテ・フランソワーズ・ルイーセ・マリーエ・ヘレーネ()。 クリスチャン9世の三男ヴァルデマー王子とその妻でシャルトル公ロベールの娘であるマリー・ドルレアンの間の第5子、長女として生まれた。デンマーク王家はルター派信徒だったが、両親の婚姻契約に基づき、娘のマルグレーテだけは母と同じカトリック信徒として育てられた。一家は王室の末席に位置しており、4人の兄たちのうち3人が貴賤結婚によって王位継承権を放棄している。 1921年6月9日にコペンハーゲンにおいて、パルマ公ロベルト1世の息子ルネと結婚した。ルネはオーストリア皇后ツィタの弟である。この結婚に伴い、デンマーク議会はカトリック信徒との結婚を根拠にマルグレーテ王女の王位継承資格を剥奪した。夫妻は子供たちとともにフランスで暮らしたが、1939年にナチス・ドイツのフランス侵攻が起きると国外に逃れ、スペイン、ポルトガルを経てアメリカ合衆国に避難した。 1992年、97歳の誕生日を迎えた翌日にコペンハーゲンで死去した。 == 子女 == 夫との間に3男1女をもうけた。 *ジャック・マリア・アントワーヌ・ロベール・ワルドマル・シャルル・フェリックス・シクスト・アンスガル(1922年 - 1964年) - 1947年、ビアギッテ・ア・ホルスタイン=リズラボー伯爵夫人と結婚 *アンヌ・マリー・アントワネット・フランソワーズ・ジタ・マルグリット(1923年 - ) - 1948年、ルーマニア元国王ミハイ1世と結婚 *ミシェル・マリー・グザヴィエ・ワルドマル・ジョルジュ・ロベール・カール・エマール(1926年 - ) - 1951年、ブロイ公女ヨランドと結婚(1999年離婚)、2003年にイタリア王女マリーア・ピアと再婚 *アンドレ・マリー(1928年 - 2011年) - 1960年、Marina Gacryと結婚 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マルグレーテ・ア・ダンマーク (1895-1992)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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